
40代で独身の女性ならば、毎日様々な不安に襲われている方も多いのでは。
年老いてきた親のこと、会社でのキャリア、老後のお金の不安…。
40代独身となるとどうしてもネガティブになりがちですが、焦らず自分に合った働き方、生き方を見つけていきましょう。
40代独身女性にとって一番大切なものとは
40代独身の女性にとって一番大切なものは何でしょうか。
将来支えてくれる旦那さんも子供もいないから…とついつい「お金」が一番重要と考えてしまいがちですが、本当に大切なものは「自分の体」なんです。
40代といえば女性にとっては体の変換期。月経に乱れが生じ、そろそろ更年期の影が見えてくるころです。
また若いころに比べ、徹夜やハードな残業はきつくなってくる年ごろ。
特に出産経験のない女性は女性ホルモンの影響からがんリスクが高まりがちです。
独身女性には日ごろの健康に気を遣う余裕が必要なのです。
独身が一番困る場面は体が不調になるときです。
金銭面の不足は、生活の見直しや公的制度(公営住宅の利用や生活保護等)を利用することである程度は乗り切ることができますから、独身にとっては入院が必要になった時の方が大変かもしれません。
何せ世話してくれる人がいないのですから。
転職?キャリアアップ?今のあなたの就業形態は?
40代独身で仕事について考えるとき、お金のことも重要ですが、まずは自分の体に無理がかからないことが大前提です。
正社員で仕事をしている人なら、とりあえず就業形態としては安定しているといえるでしょう。
ただ女性の場合、正社員といっても給料が安いかもしれません。
少しでもお金を増やしたいなら副業にアルバイトなどを始める方法もありますが、正社員として残業等もこなしながらアルバイトもとなれば体にはかなり負担がかかってきます。
まずは単発のアルバイトをしてみて、どのぐらい疲れるのか、このままやっていけるのか検討してみるといいでしょう。
またキャリアアップを目指して、別の会社に転職する方法もあります。
転職活動をするときは、いままで正社員として培ってきた人脈を生かしてみるとスムーズにいくことがあります。
また、友達や同級生にそれとなく転職の話をほのめかしてみると人を欲しがっている企業の情報が入ってくるかもしれませんよ。
一方40代独身で、派遣労働やパートタイマーの女性ならば今後のことを考えて、正社員として転職したい、キャリアアップしたいと考えているかもしれません。
しかし40代となれば正社員での転職はかなり難しくなります。
焦って入った転職先がブラック企業では、逆に後がなくなりますので、まずは派遣会社に紹介予定派遣先を紹介してもらったり、パートタイム先での正社員雇用の道を探ったりしてみましょう。
独身を生かした仕事・人脈を探しても〇
独身はネガティブなイメージばかりではありません。
40代既婚女性の場合、子どもの学校の都合や旦那さんの仕事の都合などで転勤や出張に応じられない場合があります。
家事労働がついて回るため、夜勤をするのもしんどい。重たい仕事はなかなか受けられないということも。
一方で独身ならば、子どもや旦那さんの世話といった制約がないため、転勤・出張・夜勤に柔軟に対応できると思われるかもしれません。
身軽さをアピールすることで、良い転職先を見つけていくという方法もあります。
また時間に余裕があるときは、ボランティアやサークル活動、市民講座などいろいろな場面に積極的に顔を出すのもいいでしょう。
趣味に没頭するのは家族がいてはなかなか難しいですが、独身ならば誰に気兼ねなく時間を使えます。人脈を広げていくことで、新しい仕事のチャンスが見つかることがありますよ。
資格を取って会社に頼らない人間になる
このご時世、正規雇用でも非正規雇用でも職がなくなる可能性はあまり変わりません。
正規雇用の場合、長く会社に勤めることはできますが、誰にでもできる仕事ばかりしていると何のスキルもない人間になってしまいます。
リストラされても、会社がつぶれても生きていけるようになるには、資格を取得しておくことが大切です。
ただし、資格の中にはだれでも持っていたり、持っていても実務経験者が優遇され未経験から転職するのは絶望的というようなものもあります。
資格取得者なら問答無用で採用!というような人手不足な業界の資格が狙いめです。
たとえば介護職員初任者研修。
言わずと知れた人手不足業界での資格ですから、取得しておけばまず職場には困らないでしょう。
資格は結構簡単にとることができるうえ、ステップアップすれば国家資格の介護福祉士やデスクワーク中心のケアマネージャーになる道も開かれてきます。
また登録販売者の資格取得者にも就職先が多くみつかるでしょう。
登録販売者はコンビニやドラックストアで薬を販売するために店舗に必ず必要な薬剤の専門家。
受験者制限が撤廃された現在、誰でも受験ができます。国家資格であり、全国どこでも通用するのが強みです。
医療系では女性に人気の医療事務資格は実は民間資格で、就職に必ず必要なものではありません。
くわえて医療事務は実務経験者が優遇されることが多いですが、登録販売者は資格自体に価値があります。資格保持者がいなければ薬が販売できないのですから。
保育士資格の取得も一つの選択肢です。
保育業界も人手不足が萬栄しているので、保育士だというだけでかなり就職しやすくなります。
保育士になるには保育士養成施設を卒業する以外に、資格試験に合格するという方法があります。
難易度は高めですが、こちらも国家資格なので全国で通用します。
副業で収入を底上げ。個人事業主の道も用意しておこう
資格取得以外の安全策として、個人事業主としての道を探っておくのもよいでしょう。
週末だけ自宅の一部で学習塾を始めてもよいですし、インターネットが発達した今なら、ネット上でお店を開くこともできます。
技術を勉強すればホームページ作成やアプリ開発を自宅で行うのもありです。
個人事業主になれば会社に依存することもなく、定年もありません。
高齢の親の面倒を見ながら仕事を続けることもできるかもしれません。