このご時世、稼ぎ頭だった旦那さんもちょっとしたきっかけで無職になってしまいます。
そんなとき、妻はどう動くべきか。すでに旦那さんが無職のあなたも、これから可能性があるあなたも一緒に考えてみましょう。

旦那さんがリストラで解雇された場合

今後の自分の身の振り方を考える前に、奥さんとしては旦那さんが悪循環に陥るのを防ぐ必要があります。
まず旦那さんはなぜ無職になったのでしょうか。

会社をクビになった場合は、彼はショックでしばらく動きだせないかもしれません。
一方会社都合で失職した場合は失業保険が失業後7日目から支給され、支給期間も長くなる可能性があります。

家計が許すならば旦那さんには失業保険を受給しながらゆっくり職探しをしてもらいましょう。
男女格差が是正されてきたとはいえ、世間の意識からするとまだまだ男性のアイデンティティは仕事によって支えられています。リストラによる失職は男性に大きい心理的ダメージを与えるはず。

ここで旦那さんが仕事ができないことを責めた場合、最悪うつ状態になったり引きこもりになることもあります。

リストラされた旦那さんの代わりに自分が働くなら

しかし、貯蓄を食いつぶしていくような生活が続けば旦那さんも奥さんも心に余裕がなくなるのは必須です。
そんな時は奥さんも仕事を探し、家計を少しでも安定させる必要がります。

しかしここで問題なのはどんな仕事形態を選ぶかです。
家計がかなりひっ迫しているなら、正社員のみならずパートや派遣など正規採用にこだわらず仕事を探すべきです。

長い間専業主婦をしていたのならば、ブランクがあるとみなされ正社員の仕事はなかなか見つからないかもしれない、でもパートや派遣ならある程度年齢を気にせず女性でも採用してもらいやすいというのが一つの理由です。

もう一つは奥さんが正社員として職を獲得すると、旦那さんが働く意欲をなくす可能性があること。
奥さんが稼ぎ頭になることで、自分も頑張ろうと思ってくれる人ならいいのですが、逆に自分の価値を否定されたような気持になり、就職活動がいい加減になる場合もあるかもしれません。リストラの後ならなおさらですね。

ただこれを逆手にとって旦那さんには「主夫」として活躍してもらうのも最近の風潮ではアリ。
「あなたが家事・子育てをしてくれるから私が外で頑張ることができる」アピールをして、逆転夫婦に変身するのもいいでしょう。

奥さんが非正規労働で最低限の生活をキープしながら「当面は私が頑張るけど、でも経済面ではやっぱりあなたが頼りだから」と旦那さんの就職活動を促すか、「私が稼いでくるけど、うちのことはあなたが頼りだから」と家事労働を促すかは奥さん次第です。

旦那さんが病気で無職になった場合

旦那さんが無職になった理由が病気の場合は、すぐに就職活動をしてもらうのはあきらめた方がいいでしょう。

まず、旦那さんは療養に専念しなければいけません。
年金を支払っていたのなら障害基礎年金や障害厚生年金を受け取る手続きをしましょう。
医療保険に加入しているならすぐに保険会社に連絡を取り、受給できる保険金額を算出してもらいます。

どのぐらいの期間働けないかは病気によりますが、障害が残るようなら将来は障害者者求人に応募することになるでしょう。
ただ障害者枠で就職しても給与水準は一般枠より低くなることが多いです。

病気で無職になった旦那さんの代わりに自分が働くなら

旦那さんがすぐに働けないのなら、奥さんが働くしかありません。
ここで家計を支えることを考えれば正社員になり、安定して雇用してもらうのが一番のように思われますが、仮に旦那さんに介護の必要があったり、お子様が小さい場合は少し立ち止まって考えてみてください。

正社員の場合、残業や休日出勤の可能性もあります。
介護・家事・育児・さらに仕事で残業もこなしていては旦那さんが良くなる前に、奥さんの方がつぶれてしまいます。
お金も大切ですが、一番大切なのは健康です。

まずはご実家、義実家に経済的な支援や子供を預かってもらえないかどうか相談してみましょう。
旦那さんの病状によっては、病院への定期的な付き添いが必要になるかもしれませんので、そういったときは柔軟な働き方ができるパート勤務の方が気が楽です。

もし経済的にかなりひっ迫してきた場合は、福祉事務所に相談してみると、知らなかった社会福祉制度を紹介してもらえるかもしれません。

旦那さんが自分で仕事を辞めた場合

もし旦那さんが自分で進んで仕事を辞めた場合は、その後の展望をよく話し合うことが大切です。

自分で退社を選んだのなら、本当に仕事を辞めるまでに期間があったはず。
その期間の間に、旦那さんは次の仕事を探そうとしていましたか?

旦那さんが無職になったということは、在職中の転職活動がうまくいかなかったということです。
あるいは、仕事を辞めてから失業保険をもらいながらゆっくり探せばいいや…と思っていたのかも。

しかし失業保険は自己都合退社の場合、3か月と7日が経たないと支給されません。
その間の生活費はどのように賄うつもりか、旦那さんは計画を立てていましたか?

長引くかもしれない転職活動に備えて貯金をしていたのならよいのですが、失業保険の受給期間の知識もなく会社を辞めていたのだとしたら大変です。

また旦那さんが転職を希望している理由は何でしょうか。
もっと休みが取れる職場が良い、とか、新しい職種に挑戦してキャリアアップを目指したいなど次の職場について具体的な要望があれば、それに沿った就職活動ができます。

しかし、現在の職場で嫌なことがあった、上司と相性が悪いといった現在の職場への不満のみで仕事を辞めてしまったのなら次の転職先に対するイメージが具体化せず、転職活動が長引いてしまうかも。

旦那さんがどういう意図で仕事を辞めたのか、今後どのように転職活動を続けていくのかを知ることが大切です。

自己退社で無職になった旦那さんの代わりに働くなら

旦那さんに具体的な転職プランがあり、自分の希望にそった仕事場を見つけるために頑張っているなら、転職期間中奥さんはパート勤務や短期派遣などでつなぎの生活費を工面すればよいかもしれません。

奥さんが正規雇用の職を見つけても、旦那さんの転職先が忙しい職場だった場合、結局は専業主婦に戻ってほしいといわれる可能性もあります。
ただし、希望どおりの職場が見つからない場合は期限を決め、どこかで妥協してもらえるよう話し合うことが大切です。

逆に旦那さんに転職プランがなく、後々のことをあまり考えずに退社してしまっている場合は要注意。
自分の転職市場での価値やどんな求人があるのかを調査しないままの転職活動はなかなかうまくいかないもの。

面接に何度も落とされ、次の職場が見つからないと、次第に転職活動も億劫になっていきます。
もちろん家計の面でもどんどん苦しくなってくるのは目に見えています。

そんなときは奥さんが旦那さんに代わって正規雇用の仕事を探しましょう。
いきなり正規雇用で働くのが難しい場合は、紹介予定派遣で働いたり、正社員登用制度のあるパート勤務でもよいです。将来少しでも安定して働けそうな職場を探します。

もちろん奥さんが安定した働き方を始めると、旦那さんが奥さんに経済面を頼り切ってしまい、ますます働かなくなる危険性はあります。
そんな時は離婚や別居も検討すべきです。
特にお子さんがいる場合は、働かない旦那さんを抱えて生活するよりシングルマザーになった方が児童扶養手当など行政からの各種支援を受けられる可能性があります。