秘書なるには

ここ近年憧れの職業に挙がるようになってきた「秘書」。
女性のイメージが強いかと思いきや、男性秘書も今は多いようです。格好良くて凛とした都会的な印象のある職業の秘書ですが、どんな仕事でどうしたらなれるかご存知ですか?

今回は、秘書という仕事について詳しくまとめてみました。ぜひご覧ください。

秘書とはどんな仕事?

秘書という仕事が、具体的にどのような仕事なのか知らない人も多いでしょう。
品や華がある職業というイメージが強いですよね。

秘書は、上司の仕事をサポート・管理し、上司が仕事に集中できるように陰で支える縁の下の力持ち的存在です。
社長についているイメージが強いかと思いますが、ほかにも医者、政治家、弁護士事務所などについています。
スケジュール多忙な上司を支え、仕事が円滑に進むようにするのが秘書の役目です。

仕事内容は会社によって様々ですが、スケジュール管理・来客対応・電話やメールの対応・取引先などへの交際業務の管理などがあります。
秘書は、あくまでも上司が仕事を円滑に進められるようにサポートするのが主な仕事ですから、やはり気が利いて社交的な人、というのが第一条件ではないでしょうか。気配り上手で誠実な人ほど、上司や取引先からの信頼は厚くなるでしょう。

秘書になるための資格や学歴とは

秘書になるためには、その企業によって求められる資格や学歴は異なります。
中には、高卒でも採用するというところもありますし、四大卒を希望するところもあります。
最近では学歴不問の求人も多く見かけますし、未経験でも可という企業が増えているようです。

秘書になるために有利になるのは「秘書検定」かと思います。
持っていないよりは持っているほうが履歴書にも書きやすく知識もつけられるため、これから秘書を目指す人は取得して損はないでしょう。

企業によっては、外国語のスキルを求められることがあります。
また、TOWICも秘書にはおすすめです。
あとは文書作成にかかわることもあるので、パソコン関係の資格やスキルがあると、とても重宝されるのではと思います。

秘書は周りが円滑に仕事を進められるように、気配りを大切にしなくてはなりません。
また、整理整頓や掃除などの雑用も多いです。そういったことから、人のために何かをするのが好きな人・雑用が多くても大丈夫な人、人とコミュニケーションを取るのが上手な人は、秘書に向いているのではと思います。

議員秘書や外資系秘書になるために必要なこと

秘書の中でも、政治に関わる議員秘書を目指している人も多いかと思います。

議員秘書になるためには、特に必要な資格などはありません。
私設秘書は人数制限もないので議員によって雇用秘書数が変わります。

ただ、公設秘書の場合は、議員一人につき秘書は3名までと決まっています。
特に資格も学歴も問わないとなると、議員に認められる熱意や人柄が採用のカギを握るかと思われます。
とても難関で知られている「政策担当秘書資格試験」という国家資格に合格することで、公設秘書のなかの政策担当秘書になれる確率がぐっと上がります。

また、秘書の中でも特に人気なのが外資系秘書です。

外資系だと、外国人付きになることもあり、外国語のスキルが求められます。
会社によって語学スキルは様々ですが、完璧なバイリンガルを求められるところも多く、特に英語は専門的に学び経験を積んでいるのが理想かと思います。
英語検定などがあると、履歴書にも書くことができていいでしょう。

議員秘書も外資系秘書も、やはりいかに上司に認めてもらえるかがカギになります。
どちらも仕事量が多く、預かりものをもって走り回ったり電話やメールなどの対応に追われることも多いでしょう。

秘書の中でも、議員秘書や外資系秘書は人気がある分大変なことも多く、やりがいはあるかと思います。
上司からの絶大な信頼を得て、それを仕事の達成感としてとらえられる人が向いているのではないでしょうか。

未経験で秘書の求人を探す方法

未経験でも秘書になりたいという人は今多いようです。

秘書という仕事はやはり華がありますし、給与面でもほかの仕事よりやや多めな傾向がありますから、魅力的ですよね。
ただ、未経験でどのように求人を探せばいいのかわからないという人は、転職エージェントを利用するのもおすすめです。いくつかご紹介します。

JACリクルートメント

JACリクルートメント

テレビCMや広告があまりないので知名度は低いですが、利用した人たちの口コミ評価がとても高いです。

► JACリクルートメント

これらは人気があり評判もいいとされる転職エージェントです。
秘書の求人も掲載されていますので、ぜひご覧ください。

秘書になるために面接でアピールしたいこと

特に未経験の場合、どのように面接で自分をアピールするかとても難しいと感じる人が多いでしょう。

自分のいいところや熱意を売り込むには、まず秘書になりたい動機やどのように活躍したいかという理想像が具体的に話せる必要があります。
また、秘書は周りの人たちと関係を築いていくために、性格的なものも面接官に見られます。
笑顔や明るさ、気配りなどが伝わるようにアピールすることが大切でしょう。

未経験で秘書になるというのは、採用する側にとってもこれからの可能性を感じられる人を採用したいと思わせるものがないと難しいと思います。
努力を惜しまず向上心があることなども伝えると、面接官にも人柄が伝わるのではないでしょうか。

秘書はやりがいある素敵な仕事

秘書は、誰かのために自分が動く、難しいながらもとてもやりがいのある仕事だと思います。
気配り、判断力、社交性、誠実さなど、たくさんの良さが秘書としてよし引き立たせてくれるでしょう。

都会的で洗練されている印象が強い職業ですから、秘書になりたいという人は増えている傾向があります。
ただ、秘書になるには人柄や経験など、自分を磨く必要もあります。そもそも求人が多い職業ではないので、チャンスを常にうかがっておきましょう。
周りが円滑に仕事ができるようサポートする秘書、大変ですが素敵なお仕事ですね。