育児と仕事の両立は女性にとって難しい課題です。
可愛い子供の成長を見守ることができる時間は限られていますが、一方で教育費の問題ものしかかってきます。

働くママとして、どんな仕事の仕方を選んだらいいのか、考えてみました。

正社員として働く

最近では育児をしながら正社員として働き続けるという女性も多くなっています。

ポイントは育児休業法で定められた育児支援制度をうまく使うこと。
育児休業は子どもが1歳になるまで取得できますが、2017年10月からは特別な事情(預ける保育園が見つからないなど)がある場合、最長で子どもが2歳になるまでの期間育児休業を延長することが可能になりました。

育児休業法に定められているのはそれだけではありません。
例えば子どもが3歳になるまでは雇用主に対し1日原則6時間の短時間労働を義務付けていたり、労働者が申し出ることで所定外労働を免除するよう規定してもいます。

育児休業法をよく知り、利用することで育児をしながら正社員の仕事を続けられる可能性が高まります。
正社員として働き続ければ、旦那さんに万が一のことがあってもあなたが家計を支えることもできるでしょう。
さらに社会保険料を自ら負担しているため、扶養枠にある女性よりも将来もらえる年金額は多くなります。

ただし正社員である以上、休暇や時短勤務をしても責任が軽くなるわけではありません。
責任がある立場なのに休んだり、早く帰ったりすることに負い目を感じる人もいるでしょう。
正社員と育児の両立の難易度は職場の理解がどれぐらいあるのかによっても変わってきます。

契約社員として働く

育児をしながら正社員として働き続けることは時間的に、体力的に難しい…それでもできるだけ職場で力を発揮したい、お金を稼ぎたいと感じている人は契約社員として働く方法を考えてみましょう。

契約社員は雇用期間が定められていない正社員と違い、決まった契約期間だけ働く社員です(準社員や臨時社員と呼ばれることもあります)。
有期雇用になるので契約を切られるリスクはついて回りますが、長く勤めることで無期雇用に移行したり、正社員登用を打診されるケースもあります。

契約社員は正社員でこそないものの責任のある仕事を任されることがあり、勤務時間もフルタイム。
給料の形態も時給や日給が基本の派遣・パートに対し、月給で支給されるケースが多いです。

フルタイムであるため、厚生年金や健康保険にも加入ができます。また有給休暇も正社員と同じ日数が与えられます。正社員には及びませんが、賞与や昇給がある場合も。
一方で正社員に次ぐ戦力として、残業や時間外労働が発生するケースもあります。

正社員のように重い仕事はできないけど、一応フルタイムで働けるという人ならば契約社員として働くのが給与・待遇の面でもおすすめです。
また契約社員は契約が切れる時期になると、更新をするか仕事を辞めるか選ぶことができます。
子どもに手がかからなくなってきたら、別の職場を検討したいという人にも適した働き方です。

派遣社員として働く

仕事をするためには、まず仕事を探さなくてはなりません。
しかし育児をしながらの就職活動はけっこう大変です。
そんな時は派遣会社に登録して派遣社員になり、仕事を紹介してもらうという方法もあります。

派遣社員ならば短期間の仕事、紹介予定派遣(一定の期間働いた後、直接企業で雇用してもらえる派遣の形式)など希望に合ったいろいろな形態の仕事を選ぶことができます。
「子どもが小さいときは短期間の仕事だけこなそう」・「育児が楽になってきたから、そろそろ紹介予定派遣で正社員を狙いたい」といった生活環境の切り替えにも対応できます。

特に英語が堪能である、経理に精通しているなど特別なスキルを持っている人ならば、優良企業で高い時給のもとに仕事することも可能です。
サービス残業もなく働いた分だけお給料が入るので、時給換算すれば正社員より高いお金がもらえるかも。
派遣元での契約期間が2か月を超えれば、社会保険にも加入できます。
一方で賞与が支給されることはまずありません。

そして、派遣社員の契約期間はとても短く3か月~6か月程度。
その後も契約を更新してもらえるかどうかは、会社の都合とあなたの実力にかかっています。

派遣社員とは、数か月ごとにいろいろな職場を転々とする働き方なのです。契約を切られた先で、またあなたの都合に合った仕事が見つかるとは限りません。
また派遣社員は短期間のみ仕事場のお手伝いに入ってくる人間ですので、直接雇用されているほかの社員との間に壁を感じることもあるでしょう。

パートとして働く

短時間だけ働きたいという人にはパート勤務がおすすめです。
パート勤務は働く時間が比較的短く、子どもが保育園に行っている間だけ働きたいなどの要望を持ったママに最適。また一週間のシフトを自分で組むことができる職場なら、子どもの行事に合わせて休みを取ることもできます。
ただ時間に融通が利く分、昇給や賞与にはあまり縁のない働き方です。

またパート勤務の場合、勤務時間が基準を下回れば社会保険に加入することができません。
ただしその代わりに夫の扶養家族となる人もいます。
夫の扶養枠に収まれば、自分の給料から社会保険料が天引きされることもありません。
これをメリットと考え、パート勤務で働く時間をわざと短く制限している人もいます。

パートとして働く場合、正社員はもちろん契約社員に比べても仕事で任せられる業務は制限されるので、残業や持ち帰り仕事を極力減らすことができます。
パートといってもフルタイムで働けばその分お給料もたくさんもらえます。
また、パートタイムにも有給休暇を申請する権限はありますので、たくさん働くほど有給休暇の日数も増えていきます。

在宅勤務をする・自営業者になる

ママとしてできるだけ子どものそばにいたいと考えるなら、在宅勤務という働き方もあります。一昔前の在宅勤務と言えば封筒のあて名書きなど儲からない内職が多かったのですが、インターネットが発達した最近では在宅勤務にもいろいろな種類があります。在宅でテレホンアポインターやカスタマーサポートをする仕事もありますし、スキルがある人ならプログラミングやホームページ作成代行でお金を稼ぐこともできます。

また子育ての合間に記事を執筆し、ブログでアフィリエイト(広告)収入を狙うのもありですね。
在宅勤務で正社員の給与収入以上に稼げる人はまれですが、ちょっとしたパート収入ぐらいなら案外簡単に稼げてしまうかもしれませんよ。

また自宅でお店を開くというのも選択肢の一つです。
自分の得意分野を生かして独立すれば、趣味と仕事が一体になった新しい世界が開けるかも。

自分で一から開業するのはなかなか難しいという人は、フランチャイズ加盟店を募集している会社を探してみてはいかがでしょうか。
子育て中のママに人気なのが、キッズ英会話や小・中学生向けの塾経営。
子育ての経験を活かしながらお仕事ができ、自宅経営なので通勤時間もかかりません。
そしていつでも子どものそばにいられます。

ただし自営業の場合、すべての責任がオーナーである自分にかかってくるので、急なお休みには逆に対応しにくいかも。充実したスタッフを確保することが大切ですね。