社会で活躍する女性が増え続けているここ近年では、女性の年収にも注目が集まっています。
周りのお金事情、気になりますよね。他の職種の女性の年収、見当もつかない、という人が多いと思います。

なかなか実際に聞くこともない年収。女性の社会進出が著しい今の時代では、どのような収入事情になっているのでしょうか。
今回は女性の年収についてまとめました。

女性全体の平均年収は359万円

働く女性は、年齢層や家庭環境なども様々です。
そんな日本の女性の平均年収は、約359万円となっています。これが、思ったより多いか少ないかは、見る人によって異なりそうな金額ですよね。

ちなみに、男性と合わせた総合の平均年収は442万円だそうです。
この現状に満足していないという女性が約6割で、やはり給料の少なさに不満を抱えている人が多いようです。
仕事量や内容に見合った金額ではない、この金額では仕事への意欲が減ってしまう、などの意見もあります。

中には、ボーナスが支給されず生活が苦しいという人もいるのが現状です。
特に、年収200万円~300万円の女性は、責任がある仕事のことも多く、気苦労もあるのに納得いかないという人もいるようです。
ただ、年収に満足している人も少なくないので、満足度は会社や女性を取り巻く環境によっても大きく左右されるのかなと感じます。

家庭がある女性はやはり自由につかえるお金が少なくなり、家族のためと働く人が多いでしょう単身の女性は自分につかえる金額がやはり既婚者よりは多いでしょうから、満足度にも大きな影響がでてくるかと思います。

20代、30代、40代、50代の平均年収

上記では全体の女性の平均年収をお伝えしましたが、年代別の年収も見てみましょう。

20代の平均年収は324万円

やはり20代では年収も低く、ボーナスも満足いく金額でないこともあるでしょう。
一人身だと贅沢さえしなければふつうに暮らせる金額ではあります。

ただ、都心部で一人ぐらし、などは家賃も高くこの年収だと節約しなければ難しいでしょう。
日本の労働者の約4割が年収300万円以下といわれています。
同じような年収で家庭を持つ大黒柱の人もいますから、貯金も可能ではあると思います。

30代の平均年収は390万円

20代と比べると、平均年収もかなり上がっています。
このくらいの年代になると、部下が出来たり責任ある仕事を任せてもらう機会も増えるでしょう。
仕事にやりがいを感じると同時に、結婚出産が多い年齢でもあります。家庭と仕事の両立を試行錯誤しながら、頑張った結果が年収にも反映されるというのは、やりがいを感じるでしょう。

40代の平均年収は425万円

40代になると、管理職など責任あるポストに就くことも増えるでしょう。
子育ても少しずつ落ち着き、仕事に向き合う時間が増え余裕が出てくる頃かもしれません。
平均年収は400万円を越え、貯蓄に回すやりくりも出来てきます。

ただ、子どもがいると年々学費などが高額になっていくでしょうから、これでも大変!と節約を頑張っている人も少なくないようです。

50代の平均年収は461万円

400万円後半まで上がった女性平均年収ですが、男性50代の平均年収は744万円と大きく差があります。
なぜなら、50代女性でフルタイムで働いている人が少ないのが理由といえるでしょう。

また、家庭環境によっては、親の介護などが出てくる年齢でもあります。
仕事に打ち込むことができる環境が整っていないこともあるでしょう。


20代から50代まで、約140万円の差があります。
やはり年数を重ねると平均年収も上がっていきますね。ただ、これはあくまでも平均ですから、もっと高額な人もいれば、少ない人もいるでしょう。

ただ、ここ近年女性が社会で活躍することがとても増えていますから、もう少し女性の年収も上がっていいのでは?と思う所ではあります。
やはり男性との収入差が年を重ねれば大きくなるので、今後は女性の平均年収も男性にぐっと近づく日が何年か後でもあればいいなと感じます。

女性の平均年収が高い職業は「弁護士」「大学教授」「医師」

職業によって大きく異なる年収ですが、女性の場合はどのような職業が、年収が高いのでしょうか。

高額な年収なのは、「弁護士」「大学教授」「医師」などが挙げられます。
どれも結婚出産を経験してからも働きやすい待遇や環境が整っていることも多いです。
資格を取って現場で働き、おそらくよほどのことがなければ余裕のある生活を送ることが出来るかと思います。

また、金融系の専門職は年収が高いことが多いようです。
投資銀行業務や運用の仕事は、平均年収を大きく上回る会社があるのだとか。製品の企画や開発も、平均以上の年収が見込める会社が多いです。

美容師やネイリストなど、収入に大きく個人差がありますが、固定客をつかんでいる人は平均年収よりも高額なことがあるようです。

やはり、特別な資格を持ちそれを生かして働く仕事は年収が高いのではないかと思います。
今は途中から勉強して資格を取得する人も増えています。
通信講座も充実していますから、自分で勉強して仕事のキャリアアップに生かす女性が増えているのだそうです。

まとめ

なかなか周りの人に年収を聞く機会はありませんよね。
同じ働く女性の年収、どれくらいなのだろう?自分は平均より貰えているのだろうか?など、気になったことはあるでしょう。

女性の平均年収は359万円となっており、これで満足という人もいれば、仕事に見合った金額ではないと譜面に思う人もいるようです。
女性の年代別平均年収では、20代から50代までで約140万円の違いがありました。
やはり仕事の経験を積み重ねていくことで、給料にも反映されていくのですね。

しかし男性の平均年収を考えると、もう少し女性も評価されて貰ってもいいのではないかと思う所もあります。
高額年収の職業は、女性も男性とほぼ同じで弁護士や大学教授、医師などが挙げられます。やはり資格を生かして働く職種は、大変な分高額になるでしょう。

結婚出産とライフスタイルの変化がある女性が社会に出て働くのは、本当に大変なことだと思います。
これからも女性の活躍はより一層増えていくでしょう。より働きやすく、働き甲斐のある社会になっていくことを願っています。