生命保険会社で働く女性外交員・営業社員、いわゆる「生保レディ」は保険業界ではお馴染みの存在です。

大きな契約を得られた際の報酬はとても魅力的ですが、営業の仕事は収入が不安定になりがち。そのほかにも、多くの女性が「生保レディを辞めたい」と思う理由を抱えています。

保険営業の仕事を辞めたいのに辞められない……今回は、そんな迷える生保レディたちのお悩みに寄り添いながら、現状を打破するノウハウをご紹介します。転職活動に踏み出すきっかけになれば幸いです。

生保レディを辞めたい5つの理由

◆契約が取れない・成績が上がらない

営業職に必要なのはコミュニケーション能力だけでなく、巧みな会話術や人を見極める観察力、好印象を与える表情などさまざまな要素が求められます。セールストークはもちろん、お客様との世間話を楽しむ余裕も大切。

いかに相手と打ち解けていくかが契約成功の秘訣なので、「人と話すことが苦手」「気が弱い」「商品を勧めるために強く出られない・粘れない」といった方にとっては苦痛の連続です。

◆収入が安定しない

固定給ではなく「成果報酬型の歩合制」を取り入れている企業が多く、月収や年収が安定しないのも悩みの種です。

営業が向いている人にとっては高年収を望めるシステムですが、新人のうちは最低基本給で食いつなぐ……と言うことも珍しくありません。その上、交通費や契約後のお礼ノベルティ、顧客への差し入れ、お歳暮・お中元などは自腹を切るという生保レディが多数。

契約を継続させるための贈り物を経費として落とせないのは驚きです。こうなると、一体何のために働いているのか分からないと言えます。

◆ノルマ・ペナルティが厳しい
生保レディはほとんどの会社で契約ノルマが設けられており、個人の成績が社内での評価に直結します。ノルマを達成できないことで減給や担当エリア縮小等のペナルティがあったり、新規契約から2年以内に解約された場合にも叱責を受けることがあります。

ノルマ達成のために親戚や友人を頼ることもあるでしょう。表向きでは協力してくれたとしても、親しい人を「利用する」ことには変わりありません。
拭えない罪悪感や、契約を迫ったのをきっかけに疎遠になってしまうリスクは耐え難いものです。

◆「女性」であることにつけこまれる

営業は体力仕事であるにもかかわらず、生命保険業界では多くの女性が活躍しています。室内対応することもあるので、女性や高齢者は「女性の営業員の方が安心」という側面はあるでしょう。

しかし、「威圧感を与えない」「細やかな気配りができる」といったメリットは何も女性の特権ではありません。やはり、男性の顧客獲得を狙って女性スタッフを起用している企業が多いことは事実。

実際に「個人的に親しくなること」を契約条件として提示されることもあります。
「枕営業」のイメージも強く、中には「生保レディ」という呼び方を冷かして見下してくる人もいるのです。

◆長時間労働・休みが取れない

「外回りの仕事で拘束時間が長い」「社内外を問わず残業が多い」というのも生保レディを辞めたい理由の一つ。企業によっては残業代が出なかったり誤魔化されたり、ただ働きとなるケースも……。

人付き合いが大切な仕事なので、「休日も飲み会や食事会などの接待」「平日NGの人のアポをとる」といった本来不要な努力も求められます。自分を犠牲にし、休日返上で働く意味が本当にあるのか、冷静に考えてみなければいけません。

人材不足の業界 生保レディの離職率は?

生命保険というのは長期間契約して初めてメリットやありがたみが分かるものです。しかし、そこで働く人は別の話。誰しもが長く留まっているわけではないのが現状なのです。

実際、仕事に不満を持って生保レディを辞める人の割合は、なんと8割以上。退職する理由はさまざまですが、「マニュアルさえ覚えれば誰でも始められる仕事」「毎日同じことの繰り返しでスキルアップができない」というのも離職率の高さにつながっています。

このように、保険会社の営業部門は慢性的な人材不足。人材が定着しないのは企業にとっても痛手なので、魅力的な雇用条件や福利厚生、職場環境、サポート体制をアピールして人材をかき集めている会社もあります。

それでいて、入社後はあっさりと手のひらを返されることも……すべての企業がブラックというわけではありませんが、「入社前に提示された話と違う」と嘆く人はあとを絶ちません。

辞めたいのに…生保レディを退職する方法

“現在転職するかお悩みの方にとって、生保レディを辞めたくても辞められない理由とはなんでしょうか?

「もう少し続ければ仕事に慣れるかもしれない」「他の業界・職種では就職できないかもしれない」といった精神的なブレーキとは別に、会社側に問題がある場合は確かに厄介だといえます。

◆生保レディを辞めにくい状況

  • 代わりの人材を紹介しろと要求される
  • 上司にしつこく説得される
  • 担当者がころころ変わり話を濁される
  • 最終月のノルマを達成しないと保障給の返却を求められる
  • 社会保険等の都合で給料がマイナスになる

保険業界は他業界よりも遥かに辞めにくいといわれています。無断欠勤などしようものならば電話がかかってきたり、家にまで押しかけてくることも……男性に威圧的な態度で引き止められれば、恐怖心などから辞められずにいる方も多いことでしょう。

しかし、2週間前以上に退職したい旨を伝えておけば、法律上は何の問題もないのです。一番大切なのは「強引になること」。そうしなければあっという間に数ヶ月、半年とあなたにとって無駄な時間が過ぎていきます。

「人事に話を通すまでに時間がかかる」「性格的に自分の意見を押し通せない」という方は労働基準監督署に相談するのも一つの手です。

生保レディが転職しやすい業界・業種

「営業の仕事はこりごり……だけど磨いてきたセールストーク・コミュニケーション能力を活かして働きたい!」という方には「販売・サービス業界」「金融・不動産業界」「広告業界」がオススメ。

お客様と直接かかわる機会が多いため、相手の意見を尊重しつつ、幅広い世代のニーズに合わせ、商品の魅力をしっかりと伝えられる営業職出身者が重宝されます。

事務職の求人も要チェック

営業とは対極の位置にあるイメージがあり、事務職に就く自分が想像できない方も多いはず。しかし、「販売ノルマや自腹の出費がない」「過剰な接待イベントが発生しにくい」といった事務職の特徴は、これまでの生保レディのデメリットを改善する要素となります。

事務職は業界を問わず募集されている職種なので、選択肢が豊富というのも嬉しいポイント。未経験OKの求人も多数あるので、興味のある方は積極的にリサーチしていきましょう。

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生命保険会社を辞めたい「生保レディ」は、他の仕事とは異なるワケありの悩みやストレスを抱えやすい職業の一つです。
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